Jリーグについて話したいこと

Jリーグを中心にサッカーやtotoや鹿島のことについて、思うままに書いていきます。

西野ジャパン初勝利。でもパラグアイって・・・

西野ジャパンがパラグアイに4対2で勝利しました。

 

で、前回のブログと同様に試合のインタビューを書き起こしてみました。

西野監督です、4対2という結果を受けて

そうですね、過去2試合同じ状況で前半折り返して、まあそこでやはり攻撃的にいかないといけないんですけど、まあその中でディフェンスはしっかりできていたので、ハイリスクをもたない中でボールを奪って、まあ落ち着いて入ろうと。ただやはりゴールに向かっていかなければいけない。そういうバランスと推進力がよく後半はでたなと思います。

ー攻撃の厚みという点ではどうだったでしょうか

ただ縦に急ぐということだけではなくて、しっかりボールを保持しながら、まあタイミング・状況みてそういう縦の攻撃ができましたので、しっかり崩してた中で攻撃に飛躍(?)というのが非常によかったかなと思います。

ーとくに乾の2得点というのはどうでしょうか

前半はずしまくってて、後半重りはずせって。スパイクも変えてよかったんじゃないでしょうか。

ー改めて、乾のプレースタイルは日本にどんな力をあたえてくれますか

いや、もっともっとボックスにドリブルでしかけていく、そういう彼のよさをもっと出さなきゃいけない。そういう仕掛けの部分を後半も強く求めて、まあ前半の修正をよくしてしっかりフィニッシュにもっていけたかなと思います。

ー香川選手が1得点1アシスト。途中右サイドでの起用もあったが、香川のプレーはどうだったか

まあ点を取りにいきたかったので2トップに変えてシンジをボックスの右サイドに出しましたけど、そこはかなりディフェンスを求められるポジションなので、そういうなかでも守備と攻撃に関しては入っていた


ーワールドカップまであと1週間ですが、課題という点ではどういうところがあるか

1試合1試合ポイントをしっかり持ちながら、攻守に修正はできていますので、今日起用できなかったメンバーもこのアグレッシブさをっていうのをしっかり捕らえて、わずかですけどいい準備をしていきたいと思います。

ーありがとうございました

 

前回のスイスとの親善試合後のインタビューと比べるととても饒舌で、しっかりした内容の受け答えです。まあ勝ちましたからね。初勝利ですし。

 

個人的には最後の「今日起用できなかったメンバーもこのアグレッシブさっていうのをしっかり捉えて〜」の部分に注目したい。

 

わざわざインタビュー持ち出してまで、ある種の選手批判というほどではないかもしれないけど、監督のメンバー選考に関しての意思表示ともとれるような発言をしています。

 

本番でも今日のメンバーが中心になる可能性はあるでしょう。

 

試合後の会見でも手応えを感じているようでした。隠している部分ってなんだろう。

russia2018.yahoo.co.jp

 

しかし個人的には気になる点もあります。

 

まずやはり守備の問題。

 

相手のシュートが良かったというのもあるけど、本番でも当然レベルの高い選手が出場してくるので、あのレベルのシュートは飛んでくるでしょう。

 

それと、インタビューなどで西野監督の言っている守備というのは全体的な、前からの追い方とかそういう意味での守備で、実際に失点しているのは局面の寄せが甘かったりとか、FKやPKを与えてしまったりしていることに起因していて、こういう点は改善があまり簡単にはいかない部分でもあると思うので、やはり守備面については心配。

 

もう一つ。

 

パラグアイに勝ったとはいえ、対戦相手はワールドカップに出場しないチームで、正直プレスが緩かった面もあったと思う。モチベーションもそんなに高くなかっただろうし。

 

見ていても今ひとつ迫力がないというか、GKの引退試合も兼ねていたりと、マッチメイクとしてあまり良くはなかったように思う。まあ本番前にボコられるよりはいいのかもしれないけど。

 

結果勝ててこのチームの形が見えてきたのはよかった。でも本番まであと1週間しかないんだよね。

 

乾と香川はいいコンビなんだろうけど、本番ではもっとタイトな厳しい守備をしてくる事も予想されるので、パラグアイと同じようにはいかない時もあるだろうし、そうなったときにどういうサッカーをするのかは見ていきたい。

 

 

試合後には若干デジャブ感があった。

 

ザック時代の親善試合では調子良いんだけ、本番では全然ダメっていうあれです。

 

そうならないといいなと思う。

 

スイスに敗戦の日本代表、西野監督は無関心?

スイスに敗戦した日本代表ですが、個人的には西野監督が一番気になります。

 

彼がどのようなプランや目標をもってこの仕事に挑んだのかとうことについて、いちサッカーファンとしても何かしらの得心をえたいと思っています。

 

そもそもが全ハリルホジッチ監督の解任事態がいまいち明確な理由もなく解任されている現状で、サッカー協会にちゃんとしたプランがあって行動に移したのか、それとも報道でもあったように、スポンサーの圧力や一部の選手を優遇するための策なのかははっきりしておくべきです。(まあスポンサー関連であれば協会は逃げ回るかハリルや誰かに責任をなすりつける以外に選択肢はないでしょうが。)

 

結果が出た後に、なんらかの発表はあるものと思っているんですがどうでしょうね。

 

ハリルが爆弾を抱えていたという記事も見たんですけど、これで協会やスポンサーが爆弾を抱えた状態になっているのではないでしょうか。

 

同じ予選敗退であるならば有名選手が出場した方が宣伝効果や納得感はあると判断したのかもしれませんが、かえって不要なリスクを抱え込んだ可能性もありそうです。まあ負けたとしても、スポンサー批判にまで及ぶかどうかは分かりませんが。

 

で、本題の西野監督についてですが、私にはどうも彼が無関心とうか投げやりというか、少なくとも結果にこだわる姿勢がないように見えます。

 

ちょっと試合後のインタビューを書き起こしてみたので引用します。

 

ー日本代表、西野監督です。(中略)敗戦をどのように受け止めていますか。

やっぱり得点が取れなかった、まあかたちは作れていたので、うーん、最期の迫力というか、うーん、形はできていると思います

ーボールを運ぶところはできていると思いますが、後はその先なんですが

 そうです。サイドまでは侵入できているんですけど、スイスもセンターが強いので、まあ何か変化がないと崩れない気がしました。

ー試合前に攻守の切り替えについて話していたが、どうだたか。

 それは非常によかったとおもいます。攻撃から守備に変わる、ハイプレスをかけながらボールを奪うとうところは狙い通り、守備に関してはよかった。ビルドアップもよかった。まあ最期はガーナ戦と同じ決定力。そこに尽きる。

ーあと強化試合ひとつでコロンビア戦を迎える。どうチームを導いていく?

まあ選手には、バックアップの選手の充実も大事なので、パラグアイ戦は今日のバックアップのメンバーで、起用すると思います。

ーありがとうございました。

 

 「形はできていると思います」とか「まあ何か変化がないと崩れない気がしました」とか、最後にはよく聞く決定力不足です。

 

さらに「どうチームを導いてくのか」というインタビュアーの質問に対して、「今日のバックアップメンバーを起用する」とう的はずれな解答。しかもそれはすでに別のインタビューで言っていた内容の繰り返し。

 

なんだか心ここにあらずなようにも見えました。

 

原因があいまいな解任からの監督決定で、結局何が悪かったのかがはっきり納得のいく形では明らかにされませんでした。

 

結果として選手の側にも、何を捨てて、今後どういうサッカーをしていくのかがはっきりとしないのではないか。そして半ばお飾りの西野監督としてもモチベーションが上がらないし、そんなだから余計に選手との信頼も生まれないし、具体的な取捨選択ができずにいるというのが現状ではないでしょうか。